岩見沢の東・西・農業・緑陵４高　初の合同学校説明会　質問コーナーも設け魅力紹介

（学校 2021-07-20付）

　【岩見沢発】岩見沢東高校（坪川泰嗣校長）、岩見沢西高校（山﨑恒平校長）、岩見沢農業高校（鎌田一宏校長）、岩見沢緑陵高校（宮澤一校長）の岩見沢市内４校は、８月２２日午前９時３０分から岩見沢市立教育研究所で合同学校説明会を開く。４校合同での説明会は初めて。生徒による学校説明や、質問コーナーを設け、４校の魅力を余すところなく伝える。

　道教委が示した公立高校配置計画案によると、市内の中卒者数は令和４年度６３４人、５年度６１１人と推移。６年度には５７７人となり、６００人を割り込むことが見込まれている。７年度以降も多少の増減はあるものの、概ね５００人台で推移するとみられている。加えて、地域別検討会での意見では、卒業後の進学先に札幌市をはじめとする管外の高校を選択するケースも増えていると指摘する声もある。

　市内中卒者をめぐる厳しい状況を受け、４校は、市内の高校の魅力を知ってもらうとともに、人材流出に歯止めをかけようと、初の合同説明会を企画。岩見沢市教委が後援する。

　対象は、市内の小学５年生から中学２年生までの児童生徒およびその保護者。事務局長を務める岩見沢西高の金久保義徳教頭は「小学生のうちに市内の高校への興味・関心を、より強くしてほしいと考えた」と話す。

　当日は、２部構成で開催。第１部では、各校の代表生徒が「他校にはない本校の良さ」をテーマに、自校の魅力を紹介する。第２部では、各校がブースを設け、質問を受け付ける。

　申込・問い合わせは岩見沢西高の金久保教頭・電話０１２６（２２）１０１９。同校ホームページから申込書をダウンロードし、児童生徒が所属する学校で希望者を取りまとめて提出すること。２９日必着で受け付ける。

(学校 2021-07-20付)