小樽未来創造高建設同好会の３人　習得した技術生かし　潮見台中校庭で測量実施

（学校 2021-08-20付）

専用機器で丁寧に測量

　【小樽発】小樽未来創造高校（河田章宏校長）の生徒が１７日、小樽市立潮見台中学校（加藤俊明校長）でグラウンド測量のボランティア活動を実施した。同校建設同好会の活動の一環。建設システム科３年生３人が、白線を引くためのポイントを打つための測量を行った。潮見台中の谷口剛教頭は「地域の高校に協力していただき、大変ありがたい」と話していた。

　建設同好会では、習得した知識や技術を生かし、地域に貢献するため、小・中学校のグラウンドなどで出前測量を行っている。今回、潮見台中から「トラック競技を行うための測量をしてほしい」と打診があり、快諾した。

　当日は建設同好会に所属する３年生３人と担当教諭２人が潮見台中を訪問。教員指導のもと、生徒たちは測量機器を用いて長さや角度など２１ヵ所を測量した。

　今回図った数値をもとに図面を起こし、後日、白線を引くためのポイントを設置する予定。

　生徒の一人は「実際に人が使用する場を測量するのは緊張するが、地域の役に立てればうれしい。今回の活動を通じて中学生に測量に興味をもってもらえたら」と笑顔をみせた。

　谷口教頭は「地域の高校に協力していただきうれしい限り。授業や部活動を行うのに、測量をしていただけるのはありがたい」と謝意を示した。

　潮見台中は後日、建設同好会の生徒へ感謝状を授与する予定。

(学校 2021-08-20付)