江差高　働き方改革実施計画　部活動外部指導者を増員　オンライン模擬試験推奨

（学校 2021-08-25付）

江差高における事業の予定（クリックすると拡大表示されます）

　【函館発】道教委の働き方改革推進事業の指定を受けた江差高校（武藤禎弘校長）は、令和３年度実施計画をまとめた。学校独自の取組では、部活動における外部指導者の増員を目指す。また、オンラインでの模擬試験を推奨し、試験監督や事務手続きの軽減を図り、働き方改革推進コアチームで、新たな取組のアイデアを検討していく。

　実施計画の概要はつぎのとおり。

◇目指す学校の姿

　教員一人ひとりがこれまでの働き方を見直し、日々の生活の質や教職人生を豊かにすることで、自らの人間性や創造性を高める中、深い学びが実現する授業づくりに切磋琢磨をするとともに、生徒一人ひとりと十分に向き合い、より効果的な教育活動を持続的に実施できる学校。

◇推進校の必須取組

【手引に掲げる取組のうち、学校の実情に応じ、取り組むことが可能なものを主体的に実施】

▼具体的な取組

▽職員会議・打ち合わせ資料のペーパーレス化

▽朝の打ち合わせ回数削減

▽職員会議議題の精選。情報共有レベルの内容ものは朝の打ち合わせ等で共有

▽働き方に関するアンケート（意識調査）の実施

▽スクール・サポート・スタッフ、学習支援員に依頼する業務内容を整理し、授業準備・教材作成等教員が活用しやすい体制を整備

▽職員室の環境整備および文書等のデータ保存の推進

▽サーバー内の共有フォルダを整え、各分掌・年次等の文書を誰もが簡単に取り出せるようデータを整理

▼到達目標

　第５章に掲げる取組について、働き方改革推進コアチームで検討し、５点以上に着手する。

【すべての教員の毎月の在校等時間を客観的に計測・記録・分析・可視化】

▼具体的な取組

▽出退勤管理システムのデータを職員へフィードバックするとともに、長時間の超過勤務を生み出している業務や職員の状況についてヒアリングを行うなど、原因を分析する

▽データをもとにして、職員の意識向上を図る研修や資料を提供する

▼到達目標

　毎月のデータをフィードバックするとともに、職員の意識向上を図る機会提供を年２回実施する。

【手引に掲載されていない業務改善（すでに実施している学校独自の取組含む）】

▼具体的な取組

　オンラインでの模擬試験を推奨し、試験監督や事務手続きの軽減を図る。

※働き方改革推進コアチームの活動で、新たな取組のアイデアを検討

▼到達目標

　３学年で年２回以上実施。

◇推進校の選択取組

【地域との協働の推進による学校を応援・支援する体制づくりの推進】

▼具体的な取組

　地域の資源を活用すべく、外部指導者の掘り起こしを行う。

▼到達目標

　外部指導者を本年度以上に増員する。

【学校の組織運営に関する見直し】

▼具体的な取組

　分掌を整理・統合し業務の適性化を図る

▼到達目標

　外部指導者を本年度以上に増員する。

【部活動の地域への移行や合理的で効果的な部活動の推進】

▼具体的な取組

　保護者や地域住民などから、部活動運営にかかる具体的な支援を得ることを通して、教員の部活動指導にかかる負担を軽減する。

▼到達目標

　部活動にかかる休日の超過勤務時間を前年度から１０％以上縮減する。

(学校 2021-08-25付)