道家庭教育サポート企業　三笠の建設企業と協定　空知局　締結数３７７者に

（道・道教委 2021-08-20付）

藤村局長（右）と田端社長

　【岩見沢発】空知教育局は、三笠市内に本社、滝川市内に本店を置く建設業者・（株）田端本堂カンパニーと道家庭教育サポート企業等制度にかかる協定を締結した。１６日、藤村誠局長らが本社を訪問し、田端千裕社長と協定書に調印。今回の締結によって、管内における締結企業等は１４管内最多の３７７者となった。

　制度は、家庭教育を支援するための職場づくりに取り組む企業等と道教委が協定を結び、相互に協力し家庭教育の推進を図ることが目的。今回は、同社本社と本店の２者が協定を結んだ。

　締結に当たり、藤村局長、中西めぐみ社会教育指導班主査、石川究社会教育主事が同社を訪問。田端社長、大井貴之総務部長執行役員と面会した。社会教育指導班が家庭教育サポート企業等制度の概要などを説明したあと、両者が今後、家庭教育の推進に取り組んでいくことを確認・合意した上で、協定を締結した。

　締結式終了後、田端社長は、女性技術者が出産後に仕事復帰した事例にふれ、専用の休日カレンダーを作成するなど、働きやすい環境を整備していることを紹介。その上で、将来的に他の女性職員も結婚・出産後に復帰しやすいよう「サポートをしていきたい」と抱負を。また、「男性職員も子どもの教育に携われる社風にしていきたい」と話していた。

　藤村局長は「子育ては女性だけの仕事ではない。男性も家庭に目を向けてもらえるよう協力してほしい」と期待を寄せた。

(道・道教委 2021-08-20付)