いしかり局ちゃんねるで道教委・青山委員 子どもの特性 理解を 自己肯定感高める方法等指導(道・道教委 2021-08-24付)
石狩教育局は19日、局独自の遠隔講習「いしかり局ちゃんねる」の第3回目をオンラインで開いた。講師はキャリアアドバイザー等を務める道教委の青山夕香委員。保護者ら69人が参加し、子どもの自己肯定感を高める対応方法や具体的なコミュニケーションスキルなどを学んだ。
青山委員は「子どもとのコミュニケーションについて~子どもも保護者もストレスフリーな親子コミュニケーションの在り方」と題して講義した。
大学講師として約20年活躍する中で感じた、若者のメンタル不調の急増について言及。原因の一つに、劣悪な家庭環境があることを挙げた。
人格や存在を否定する言葉に、子どもが生涯苦しむ可能性があると説明。幼少期に自身が母親からかけられた肯定的な言葉や、現在の子育てにおける子どもたちへの対応を紹介し、「子どもの特性を理解して、言葉選びに気を付けることが大切」と呼びかけた。
また、コミュニケーション能力を向上させるために必要な観点を解説。①1回で相手が理解するよう話すスキル②言葉にならない声まで聴き取るスキル③相手の話を引き出す質問力④自分も同じ位置で受け止める共感力―の4点を、経験談を交えて紹介した。
このほか、話を聴くときの心構えや姿勢、相づちなど、具体的な対応方法を伝授した。
講習後、子どもへの対応の悩みなど、多くの質問が参加者から寄せられた。
中には「子どもが抱えているストレスを聴き出すコミュニケーションの秘けつ」を問う声も。青山委員は、普段から子どもと密接にかかわる機会を設定するなど、日常の実践例を挙げ、「子どもが大事な話をする場面に気付き、しっかりと向き合って受けとめることが重要」と伝えた。
(道・道教委 2021-08-24付)
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