後志局が臨時高校・特別支援校長会議　危機感共有し取組を　休業措置回避に向け川端局長

（道・道教委 2021-08-25付）

管内校長ら３１人が参加した

　【小樽発】後志教育局は１９日、臨時の管内高校長・特別支援学校長会議をオンラインで開催した。１３日付で発出された新型コロナウイルス感染症対策にかかる３つの通知について、各校から挙がった質問などを踏まえ内容を確認。川端香代子局長は「学校の休業措置といった事態にならないよう、危機感を共有して一緒に取り組んでいきたい」と呼びかけた。

　会議は、１３日付で発出されたまん延防止等重点措置を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策など３つの通知について、内容を確認、補足し、周知することを目的に臨時に開いたもの。私立を含めて管内の高校、特別支援学校の校長など３１人が、オンラインなどで参加した。

　川端局長は冒頭、新型コロナウイルスワクチンについて、すでに１２歳以上への接種が始まっている町村がある状況を踏まえて「保護者も含め、ワクチン接種に対する正しい理解の促進を図るため、各学校においてリーフレットの活用を」と求めた。

　部活動については、今後予定されている文化系も含めた様々な大会において、「これまで以上に感染症の拡大防止を徹底し、生徒の活動の場を保障したい」とした上で、「部活の場所は自校内に限定すること」などの通知内容を再確認。また、合同でチームを編成している場合の扱いについて、「自校内での練習を基本とし、必要に応じて場所を限定し、最小限の活動とすること」と説明した。

　大会などへの参加については「大会参加日から５～７日前に学校保健委員会を開催し、直近２週間の参加生徒の健康観察の状況を確認した上で、大会の参加の可否を校長が決定を」と説明。道立学校については、高体連、高文連以外でも、全道や全国規模の大会に参加する場合は、健康観察とその状況を各教育局に報告するよう要請した。

　学校における感染対策としては、陽性者が出た場合、学校、学年など幅広く休業等の措置を図り、その間の学習保障を講じることが必要とし、「速やかにオンライン学習等ができるよう準備を」と求めた。

　最後に、川端局長は「新型コロナウイルスがデルタ株へ置き換わり、新たなフェーズに入っている。学校の休業措置といった事態にならないよう、危機感を共有して一緒に取り組んでいきたい」と呼びかけた。

(道・道教委 2021-08-25付)