上川管内２学区　高校配置計画検討協　南学区４～５学級調整　７年度以降　北学区０～１学級　

（道・道教委 2021-08-25付）

南学区では会場・オンライン含め約７０人が参加した

　【旭川発】道教委は７月下旬、上川管内２会場で第２回公立高校配置計画地域別検討協議会（上川南学区、上川北学区）を開いた。オンライン参加を含め、市町村教委や公・私立高校、小・中学校、ＰＴＡ関係者など、上川南学区で約７０人、上川北学区で約５０人が出席。令和７～１０年度の４年間、南学区で４～５学級相当、北学区でゼロ～１学級相当の調整が必要となる見通しを示した。

　南学区の協議会は、上川合同庁舎で開催。冒頭、あいさつに立った上川教育局の河野秀平局長は、特色ある高校づくりや高校配置に向けてきたんのない意見を求めた。

　続いて、道教委の岡内誠高校教育課配置・制度担当課長が計画の見通しなどを説明。本年度入学者選抜で１学級減となった美瑛高校について、４年度の学級数を配置計画決定時に公表することを示した。

　７～１０年度は中卒者数２５９人の減が見込まれることから、公私比率を勘案して４年間で４～５学級相当の調整が必要と指摘。特に旭川市で大幅な中卒者減が見込まれることから、市内や周辺町で定員調整の検討が必要となることを伝えた。

　また、富良野市２校の再編に向けて市内で積極的な協議がなされていることから、内容を踏まえた配置検討を行うことを確認した。

　協議では、美瑛町から「地域にとって高校が地域振興・活性化に重要な役割を担っていることを理解してほしい」と高校存続への思いが寄せられたほか、富良野市からは市内で協議が進められる高校再編への思いが伝えられた。

　北学区の協議会は、名寄市内の駅前交流プラザよろーなで開催。統合が決まっている名寄高校と名寄産業高校の新設校について、５年度に名寄高の校舎で普通科４学級、情報技術科１学級からなる単位制の高校とすることを確認した。

　また、７～１０年度は中卒者数２９人減が見込まれることから、４年間でゼロ～１学級相当の調整を必要とする見通しを示した。

(道・道教委 2021-08-25付)