道教委　緊急事態宣言踏まえ対策強化　特定区域　１６時まで下校　感染リスク高い学習活動休止

（道・道教委 2021-08-30付）

　道教委は、２６日付で通知「緊急事態宣言を踏まえた学校における新型コロナウイルス感染症対策について」を各教育局長、道立学校長、札幌市を除く市町村教委教育長に発出した。道内全域で感染リスクの高い学習活動を休止し、部活動を限定するなど対策を強化。特定措置区域の道立高校では時差通学、授業時間の削減、午後４時までの完全下校を実施する。

　道は２６日の道感染症対策本部会議で、国の決定に基づく道における緊急事態措置を決定。これに基づき道教委は、同日付で通知を発出した。対策期間は９月１２日まで。

　道内全域で感染症対策を講じてもなお感染リスクの高い学習活動（近距離で一斉に大きな声を出す活動、長時間・近距離で対面形式となるグループワークなど）を休止し、学校行事は中止・延期・縮小とするよう要請。

　部活動に関しては、高体連、高野連、中体連、定通体連、高文連、各団体が主催する全道・全国に直結する大会に出場する活動に限定。時間・人数・活動内容を厳選し、自校内でのみ実施する。

　部活動での感染事例が多数発生していることから、マスク着用や活動後の速やかな帰宅など、引き続き指導の徹底を求めた。

　特定措置区域（石狩管内、小樽市、旭川市）の公立学校では、道立高校で時差通学、授業時間の削減、午後４時までの完全下校を実施。

　また、小・中学校においても、通学手段や地域の感染状況を踏まえ、同様の措置を検討するよう要請した。

(道・道教委 2021-08-30付)