札幌市立高ポータル　校長に聞く　ＤＡや三者会議紹介　動画第２弾は平岸高

（札幌市 2021-08-30付）

　札幌市立高校ポータルサイトで、動画シリーズ「校長先生に聞きました」の第２弾が公開されている。今回の動画では、市立札幌平岸高校の横関直幸校長が、美術・デザインなどの専門教育を実施する学科・デザインアートコース（ＤＡ）や、生徒・保護者・教職員による三者会議など、独自性の高い授業や取組などについて紹介している。

　ＤＡでは、イラストやデザインなどの作品を生徒が制作し、様々なコンテストで入賞。平成２９年度に開校した市立札幌みなみの杜高等支援学校の校章に、生徒のデザインが採用されるなど、校外と連携しながら幅広い分野で力を発揮している。

　横関校長は「校外でのつながりを増やすことで発表する場が増え、機会も多くなる。生徒たちにとっても、新しいアイデアや発想につながっている」とし、今後も自分自身で考え、表現していく力の成長を強く期待している。

　同校独自の取組では、生徒・保護者・教職員がよりよい学校にするための会議として三者会議を設置している。制服の改善や校内ルールの見直しなどについて、生徒がデータやアンケート結果などをもとに提案発表し、３者の視点から議論する。

「自分の考えを相手に分かるように表現する。生徒には、その能力を向上させてほしい」と願う一方で、「生徒には、もっと踏み込んだ、自由な意見も出していってほしい」と話している。

　受験を考える中学生に対しては、「ＤＡコースと同様に、普通科においても考えて表現することができる生徒を目指して」とメッセージを送っている。

(札幌市 2021-08-30付)