道教委 スクール・ミッション 再定義し学校像示す キャリア形成重視など
(道・道教委 2021-09-13付)

 道教委は、道立高校・中等教育学校223校のスクール・ミッションを再定義した。地域における学びやキャリア形成の重視など、学校の特色に応じて目指す学校像を明示。近日中に高校教育課ホームページで詳細を掲載する。

 中央教育審議会答申「“令和の日本型学校教育”の構築を目指して」では、新時代に対応した高校教育の在り方として、学校の存在意義、期待される社会的役割、目指すべき学校像を明確化するスクール・ミッションの再定義を掲げている。

 これに基づき、各高校は「育成を目指す資質・能力に関する方針」「教育課程の編制・実施に関する方針」「入学者の受け入れに関する方針」の3つの方針(スクール・ポリシー)を策定・公表することとしている。

 道教委は7月、学校の特色に応じたスクール・ミッションを作成。連携型中高一貫校など高校のカテゴリーに応じたスクールミッションIと、「地域における学びを重視する学校群」など5つのカテゴリーに基づくスクールミッション=の計28項目をまとめた。

 各高校等は、提示されたスクールミッションI・=から1~2項目を選択し、必要に応じて学校独自のスクール・ミッションを作成する。9日の教育委員会で決定した。

 高校教育課ホームページで各学校のスクール・ポリシーを掲載。各高校等は今後、ホームページに掲載して周知するほか、10月までにスクール・ポリシーを策定・公表する。

 各カテゴリーを選択した学校数(延べ数)はつぎのとおり。

▼スクールミッションI

▽連携型中高一貫校=6校

▽普通科単位制・専門学科単位制=36校

▽普通科フィールド制=4校

▽総合学科=16校

▽アンビシャススクール=2校

▼スクール・ミッション=

▽地域における学びを重視する学校群=100校

▽キャリア形成を重視する学校群=66校

▽リーダーとして地域・社会へ貢献する生徒の育成を重視する学校群=42校

▽スペシャリストおよびプロフェッショナルの育成を重視する学校群=46校

▽多様な学びを重視する学校群=57校

(道・道教委 2021-09-13付)

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