道教委　英語力向上へ事業試行　２５市町で英検ESG　学習到達度確認　指導等に活用

（道・道教委 2021-09-16付）

　道教委は本年度、道内２５市町の小学校６４校で英検Support　Program「英検ESG」を試行する。９月中に教員向けの指導パッケージを送付。学習内容の定着状況の確認など、教員の指導と評価に役立てる。１２月以降、リスニング・リーディング問題で構成する確認パッケージを各学校で実施し、児童の学習到達度を確認するほか、進学先の中学校と結果を共有し、学びの連続性のある英語教育の推進を図る。

　英検ESGの試行は、児童に４技能のバランスのとれた英語力を身に付けさせるとともに、主体的に英語でコミュニケーションを図る態度を育成するため、日本英語検定協会と連携して取り組むもの。対象は、小・中・高校英語教育支援事業推進校の小学校と実施を希望する道内２５市町の小学校計６４校の６学年。

　各学校では、教員向け指導パッケージを授業や家庭学習で活用する。小学校外国語の学習内容を整理した７つの復習ワークシートと振り返りシート（My　English　Portfolio）で構成。復習ワークシートで単元学習後の定着状況を確認するほか、振り返りシートで学習到達目標の確認や指導、授業改善に活用する。月内に各学校に電子データで送付する予定。

　その後、児童の学習到達度を確認するため、児童向け確認パッケージを各学校に送付。リスニングとリーディング計４０問で構成しており、１２月から来年１月の任意の１日にテストする。

　日本英語検定協会が解答用紙の採点・集計・結果分析を行い、スコアシートを各学校・市町村教委に送付。分析結果を示したスコアレポートも送付し、児童の進学先の中学校とも結果を共有する。

(道・道教委 2021-09-16付)