澤田豊氏ら5人に栄誉
(道・道教委 2021-09-17付)

道功労賞 受賞者の功績

 令和3年北海道功労賞受賞者の功績等はつぎのとおり。     =敬称略=

▼澤田豊(80)

 約50年にわたり、幼児教育や専門教育の充実に努めるとともに、私学関係団体の役員や教育関係の公職を務め、幼稚園経営の安定化や教職員の資質向上などに努めたことが評価された。

 また、介護福祉分野では、介護福祉人材のなり手が減少する中、外国人介護人材の定着に尽力するとともに、自立支援介護の普及や地域開放研修事業として訪問介護士養成講座を開講するなど、地域の介護力向上にも大きく貢献した。

▼阿部典英(81)

 本道の現代美術の第一人者として、多様な素材を用いた彫刻や造形などのユニークな立体・平面作品を発表するとともに、数多くの企画展に出品し高い評価を得ている。

 また、道文化団体協議会会長、札幌文化団体協議会会長、道女子短期大学工芸美術学科教授を歴任。地域文化の振興に尽力し、長く芸術教育に携わり、後進の育成にも大きく貢献した。

▼中田和子(85)

 32年にわたり道女性団体連絡協議会に携わり、平成11年からは会長として卓越した実行力とユーモアあふれる人柄で会員の支持を得るとともに、協議会活動をけん引。

 全国的な婦人団体の役員として、子育て支援や環境問題など幅広い分野で活動し、一貫して女性の社会的地位の向上と男女平等参画社会の形成に尽力した。

▼佐藤厚(76)

 昭和52年に創業した(株)ニッコーにおいて、水産業や農業などの分野で顧客の課題解決につながる各種加工機械の開発・製造に取り組んだ。

 同社が開発した装置は、地域企業の人手不足の解決、付加価値の向上に資するものであり、道内ものづくり産業の振興のみならず、地域産業や経済の発展に多大な貢献をした。

▼伊藤獻一(81)

 燃焼工学や宇宙環境応用工学の分野において、顕著な業績を上げており、特に微小重力場における火災安全性の研究に関しては、国際的にも高く評価されている。

 道内の研究者や研究施設等のネットワーク化、宇宙関連技術の産業化・実用化を目的とした道宇宙科学技術創成センターの立ち上げにも尽力した。

(道・道教委 2021-09-17付)

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