道警 校内放送形式非行防止教室等シナリオ
(道・道教委 2021-09-17付)

▼ネットトラブルの防止

▽ワンクリック詐欺

 ワンクリック詐欺に遭ってしまったときの2つの注意点について指導することで、児童生徒にインターネット空間に潜む危険から被害を防止するための意識の醸成を図る。

▽スマートフォンの危険性

 スマートフォンの使用にかかわって、友達などとのトラブルを未然に防止するために、「知らない人とやりとりをしない」「個人情報を掲載しない」「悪口を書き込まない」などの注意点について周知を図る。

▽個人情報の投稿に注意、不適切な画像の投稿

 SNSなどに個人情報を掲載することは大変危険な行為であること、ツイッターなどに悪ふざけによって不適切な画像を投稿することは一生の後悔につながることについて説明する。

▽無料オンラインゲームの落とし穴

 無料のオンラインゲームでも金銭がかかる仕組みになっているものがあることや名前や電話番号などの個人情報を安易に伝えるとトラブルになることについて説明する。

▼ネットトラブルの防止

▽インターネットいじめ

 無料通話アプリを利用する際の3つの注意点について指導することで、児童生徒にインターネットを使ったいじめの防止についての意識の醸成を図る。

▽SNSでの誹謗中傷

 相手の人格を否定する言葉は、SNS上であっても誹謗中傷であることを認識させ、SNSでの誹謗中傷の加害者にも被害者にもならないための意識の醸成を図る。

▽インターネット依存

 男子生徒が深夜までインターネットなどを利用したことで寝不足になり、登校できなくなってしまった事例を通して、インターネットの依存防止についての意識の醸成を図る。

▼児童ポルノ、児童売春等の児童の性被害防止

▽セクストーション

 「ネットで知り合った人を信用しない」など、インターネットを利用する際の3つの注意点について指導することで、児童生徒にインターネット空間に潜む危険から被害を防止するための意識の醸成を図る。

▽自画撮り被害、ありのおしらせ

 サイバー安全標語「ありのおしらせ」に基づき指導することで、児童生徒にインターネット空間に潜む危険から自らの身を守るための意識の醸成を図る。

▽性犯罪被害①

 家出した女子中学生が性犯罪の被害に遭った事例を通して、児童生徒にインターネット空間に潜む危険から自らの身を守るための意識の醸成を図る。

▽性犯罪被害②

 性犯罪被害の未然防止、性犯罪被害に遭ってしまった際の対応など、児童生徒が自らの心や体を守るための意識の醸成を図る。

▽自画撮り被害

 女子中学生が成人男性にだまされて裸の画像を送信した事例を通し、児童生徒にインターネット空間に潜む危険から自らの身を守るための意識の醸成を図る。

▽児童ポルノ被害

 女子高生がホテルに誘われ、裸の姿を撮影された事例を通して、児童生徒にインターネット空間に潜む危険から自らの身を守るための意識の醸成を図る。

▽自画撮り被害の防止

 自画撮り被害に遭わないための意識の醸成を図る。

▼不審者からの犯罪被害防止

▽いかのおすし

 子どもを守る防犯標語「いかのおすし」に基づき指導することで、児童生徒に不審者等からの被害防止についての意識の醸成を図る。

▽不審者の声かけの3つのパターン

 不審者の声かけのパターンについて児童生徒が事前に学ぶことで、不審者からの被害の未然防止を図る。

▽1人のときがねらわれる

 1人で留守番をしているときに気を付けること、もし1人でいるときに不審者に声をかけられたら注意することなどについて学ぶことで、不審者からの被害の未然防止を図る。

▽エレベーターにも危険が潜んでいる

 何気なく利用しているエレベーターにも、不審者からの被害に遭う場となることがあり、その未然防止を図る。

▽いかのおすしの一層の効果

 従来の「いかのおすし」の内容に、子ども自身が犯罪等から身を守るためにさらに必要とする要点を追加。

▽大切な心と体の守り方

 暴力や性的被害の事例を説明し、SNSなどの利用の仕方を再認識させることで、犯罪被害の未然防止を図る。

▽性的問題行動の未然防止

 援助交際の事例を説明し、知らない人と会って援助を受けることは犯罪に巻き込まれる場合があることを認識することで、犯罪被害の防止を図る。

▼非行の未然防止

▽万引きの未然防止①

 万引きは、どのような罪になることなどについて指導することで、万引きの未然防止を図る。

▽万引きの未然防止②

 「店からものを盗む」「逃げるため店員に暴行する」などの行為が犯罪であることを認識させることで、万引きの未然防止を図る。

▽いじめの未然防止

 いじめの事例を説明し、いじめは犯罪になる可能性があることを認識させ、未然防止を図る。

▽特殊詐欺への関与の防止

 特殊詐欺にかかわることは犯罪になることを認識させることで、特殊詐欺への関与の防止を図る。

▼薬物乱用防止

▽飲酒・喫煙の防止

 飲酒や喫煙の事例を説明し、成長期における飲酒・喫煙の害を認識させることで未然防止を図る。

▽薬物乱用の防止

 依存性や耐性などの特徴や犯罪行為であることを認識させることで、薬物乱用の防止を図る。

▽大麻乱用の防止

 違法薬物の中でも特に10代、20代に広がりをみせている大麻について、特性や犯罪行為であることを認知させることで、大麻乱用の防止を図る。

(道・道教委 2021-09-17付)

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