円山動物園　ＨＰに出前講座実施例　札幌伏見中の授業紹介　オンラインで解説員が回答

（札幌市 2021-09-17付）

　札幌市円山動物園は、同園ホームページに本年度オンラインで実施した出前講座の実施例の掲載を開始した。第１回目のは、６月に実施した札幌市立伏見中学校１年生のオンライン授業を紹介。生徒たちが座学で学習した内容から知りたいこと・疑問に思ったことを質問し、解説専門員の回答をもとにスライドを使って発表し合った教育活動の一端を紹介している。

　同園は毎年、市内に在住、通勤、通学する１０人以上が参加予定の団体（グループ）を対象に、同園職員が訪問し、動物や環境問題、命の大切さ、動物園での仕事などについて紹介する出前講座を実施。解説員が施設を案内しながら、命の大切さや環境問題について解説する座学と、事前に寄せられた質問に対して解説員が回答するインタビューの２つのプログラムを用意している。

　今回ホームページに掲載した実施例は、伏見中の１年生が総合的な学習の時間の探究活動の一環で実施したオンライン授業。

　生徒たちは、座学として事前に「円山動物園の展示方法にはどのような工夫がされているのか」をテーマに、動物園が動物を飼育することや、その役割などについて学習してきた。

　６月に実施したインタビューでは、座学で学習した内容から生徒がさらに知りたいこと・疑問に思ったことについて質問し、解説員の回答をもとにスライドを使って発表し合った。

　生徒からは、「動物園には様々な役割があり、普段見られない動物園の裏ではいろいろな工夫がされていることを知った。また、それぞれの動物によって飼育方法や見せ方で大切にしていることにも違いがあることが分かった」「動物園の職員に直接質問したりすることができて、インターネットで調べるだけでは分からないこともたくさん知ることができた。動物園や動物についてさらに興味をもった」などの感想が寄せられた。

(札幌市 2021-09-17付)