高校等生徒通学交通費助成事業　８月末で７４８人申請　札幌市教委　前年度２９人増加

（札幌市 2021-09-17付）

　札幌市教委の本年度高校等生徒通学交通費助成事業への申請者数が、８月３１日時点で７４８人となった。前年度同期比で２９人の増加。申請者には、来年３月末までに助成金を支給する。

　事業は、石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、月１万３０００円を超える額の半分を助成するもの。

　市内の高校生が公共交通機関を利用して通学する場合、特に南区に住む高校生の通学距離が長く、交通費の負担が大きくなっている。

　これを受け、市教委は将来を担う人材育成のほか、子育て支援を行うため、平成２９年度から事業に着手。３０年度から管内の高校などに通う生徒に、通学に要する交通費のうち、月１万３０００円を超える額の２分の１を助成している。

　市は４月からホームページで申請受付を開始。８月３１日までの申請者数は、前年同期と比べ２９人増の７４８人だった。

　また、希望者には、８月までに購入した定期券を対象に、１０月中の中間払いも受け付けている。９月１５日現在で、中間払いの申請者はいない。

　冬季は公共交通機関を利用する生徒が増えることから、市はホームページなどで事業対象生徒を随時募集している。

(札幌市 2021-09-17付)