札幌市教委　星友館中入学者説明会　安心して学ぶ学校に　本道初の公立夜間中学紹介

（札幌市 2021-10-01付）

学校概要や入学手続きなどについて説明した

　札幌市教委は９月２６日と２９日、市立資生館小学校で来年４月に開校する札幌市の公立夜間中学「星友館中学校」の入学者説明会を開催した。夜の部の２９日には、市内・市外から３８人が参加。学校の概要や入学手続きなどに関する説明のほか、校舎となる資生館小の見学や個別相談を行った。工藤真嗣校長は「生徒みんなが安心して学ぶこと、学ぶ喜びを感じてもらえる学校にしたい」と抱負を語った。

　市教委は、ことし３月に策定した市公立夜間中学設置基本計画に基づき、来年４月に北海道初の公立夜間中学・札幌市立星友館中学校を開校する。

　２６日と２９日には、同校への入学を検討している人向けに説明会を開催。昼の部の２６日には、市内・外から７８人、夜の部には３８人が参加した。

　冒頭、市教委夜間中学担当課長を兼務する工藤校長があいさつ。同校の学校教育目標に「学ぶ〓（は）生きる　より自分らしくあるために」を掲げたことを説明。「学ぶことは生きることで、生きることは学び続けること。学びたいと同じ気持ちをもった仲間が集まり、生徒だけでなく教職員も一緒に学び合いながら一人ひとり学ぶことによってより自分らしく生きる学校にしたい」と呼びかけた。

　引き続き、同校の教諭を務める同課の藤田憲一係長が学校概要や入学手続きなどについて説明した。

　１５歳以上であれば国籍に関係なく入学できることや、授業は昼の中学校と同じ９教科と道徳、総合的な学習の時間、特別活動を行うことなどを紹介。このほか、ベーシック、スタンダード、チャレンジの一般コースのほかに日本語学習のコースも用意していることなどを伝えた。

　入学手続きでは、願書や必要書類の提出など、入学までの手順について説明。説明後は校舎見学も行い、参加者はコース別学習で使用される特別教室や普通教室などを見て回った。

　このほか、希望者に対する個別相談も行った。

(札幌市 2021-10-01付)