公立夜間中学の取組追加　札幌市　都市圏ビジョン一部変更

（札幌市 2021-09-30付）

　札幌市は、平成３１年３月策定のさっぽろ連携中枢都市圏ビジョンの内容を一部変更した。来年４月に開校する公立夜間中学校・星友館中学校の設置に向けた調整等を行う連携事業「公立夜間中学の共同活用に向けた取組の推進」を追加。学び直しを希望する人を対象とした、公立夜間中学の設置に向けた取組を推進する。

　市は、人口減少・少子高齢化において、圏域内の活力を維持し、魅力あるまちづくりを進めるため、３１年３月に小樽市、岩見沢市、江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村、南幌町、長沼町の関係１１市町村と連携中枢都市圏形成にかかる連携協約を締結。

　これら市町村と協議し、中長期的な圏域の将来像や、将来像の実現に向けた具体的な取組を掲載した、さっぽろ連携中枢都市圏ビジョンを策定した。

　今回、さっぽろ圏における課題等に対応するため、ビジョンの内容を一部変更した。

　変更点をみると、「圏域全体の生活関連機能サービスの向上」の項目の主な連携事業の欄に「公立夜間中学の共同活用に向けた取組の推進」を追加。事業概要には「様々な理由によって“学び直し”を希望する人を対象とした公立夜間中学の設置に向けた取組」と記した。事業費見込額は４６００万円。

　これによってビジョンの掲載事業数は５１事業となった。

(札幌市 2021-09-30付)