札幌市教委　教育活動の指針改訂　行事や部活動実施可に　緊急事態宣言解除に伴い

（札幌市 2021-10-01付）

　札幌市教委は、９月３０日付で緊急事態宣言が解除されることに伴い、『札幌市における教育活動のガイドライン』を改訂した。出席停止基準の一部を変更したほか、各種学校行事は、必要な感染症対策を講じた上での実施を可能に。部活動については、室内外に問わず感染症対策を徹底した上で実施することを可能とした。改訂内容はきょう１日から運用を開始する。３０日付で各幼稚園長、小・中学校長、市立高校長、市立特別支援学校長等に対して通知した。

　市は、北海道における緊急事態宣言の解除に伴い、市における地域の感染レベルを「レベル２」に引き下げた。

　改訂したガイドラインでは、感染レベルの引き下げに伴い、「児童生徒等と同居する者が濃厚接触者と指定された場合」「上記を除き、児童生徒等と同居する者がＰＣＲまたは抗原検査を受検する場合」の２点を廃止した。

　各種学校行事については、必要な感染症対策を講じた上で、実施可能とした。

　部活動については、室内外に問わず感染症対策を徹底した上で実施することを可能とした。

　預かり保育は、幼児の在園時間が長くなることから、部屋の喚起や幼児の健康観察などをこまめに行うよう周知。幼稚園が臨時休業中の期間は、保護者に預かり保育の自粛を依頼すること、やむを得ない理由がある場合、個別の対応を検討するとした。

　行政財産の目的外使用については、施設の使用を可とした。

　このほか、学級閉鎖・出席停止等の措置によってやむを得ず登校できない児童生徒に対する学習支援・授業配信を充実させるよう周知している。

　改訂内容はきょう１日から運用を開始する。

(札幌市 2021-10-01付)