道教委　医療的ケアハンドブック　年度内改訂へ検討会議　１０月６日に初会合

（道・道教委 2021-10-04付）

　道教委は、『医療的ケア実施のためのハンドブック』改訂に関する検討会議を設置した。６日に初会合をオンライン開催し、国の動向や制度改正を踏まえた２度目の改訂に着手。年度内にハンドブック改訂版を作成する予定で、学校における医療的ケア実施体制の充実を図っていく。

　医療的ケア児は、日常生活や社会生活を営むため、恒常的に医療的ケア（人工呼吸器による呼吸管理、かっ痰吸引やその他の医療行為）を受けることが不可欠である児童（１８歳以上の高校生を含む）。医療技術の進歩に伴い、全国的に医療的ケア児は増加傾向にある。

　国においては、ことし６月に医療的ケア児支援法が成立し、９月１８日から施行。医療的ケア児への支援は国・自治体の努力義務から責務となった。

　道教委は令和２年度に作成した『医療的ケア実施のためのハンドブック（改訂版）』について、国の動向や制度変更などを踏まえ、改訂に着手。検討会議を設置し、年度内の改訂を目指して作業を進める。

　検討会議の構成員は、医療的ケアの指導医、特別支援学校長、道保健福祉部や道教委の関係者など。６日に初会合をオンラインで開催し、特に検討を要する事項を協議する。

　第２回会議で改訂素案を作成、第３回会議で改訂版を作成する予定となっている。

(道・道教委 2021-10-04付)