将来考える参考に　置戸中　２年生職場体験

（学校 2021-10-11付）

道路修繕を体験する生徒

　【網走発】置戸町立置戸中学校（葉葺清敏校長）の２年生１８人は９月２８日から２日間、職場体験を実施した。うち、２人が町内で建設業や自動車整備業を営む北進工業（株）（鈴木栄樹社長）で、タイヤ交換や鉄材加工、道路維持業務を体験。それぞれの業界の魅力にふれた。

　置戸中は、総合的な学習の時間の一環として職場体験を行っている。働くことの意義や社会貢献について理解を深めてもらうことをねらいとした。

　町内の各事業所の協力を得て実施。うち、北進工業での職場体験には２年生の石田冬磨さん、笛田悟さんの２人が参加した。

　同社は、建設業とともに自動車整備工場を営んでいる。このため、２日間で自動車整備業と建設業の両方を体験できるよう日程を組んだ。

　開始に当たり、鈴木社長があいさつし、「どんな仕事も、働いている人たちの役割と責任感から成り立っている。この職場体験が将来を考える参考になればうれしい」と生徒たちに呼びかけた。

　１日目は、同社の整備工場内でタイヤ交換やオイル交換、鉄材加工などを体験した。

　２日目、午前中は農業土木工事や町中央公民館の外壁改修の現場を見学。生徒たちは、担当者の説明に耳を傾け、工事概要について理解を深めた。　

　午後は、町内の道道で道路維持業務体験を実施。パトロール車での道路パトロール、簡易路面修繕、バックホーの試乗などを行った。

　参加した生徒たちからは「いろいろなことを体験できて楽しかった」「将来の就職を考えるときの参考にしたい」などの感想が寄せられていた。

(学校 2021-10-11付)