泊小と神恵内小3・4年生19人 ものづくり楽しい! 建設企業の体験学習参加(学校 2021-10-11付)
レンガでのアーチ橋制作に取り組む子どもたち
【小樽発】泊村立泊小学校(山本康博校長)と神恵内村立神恵内小学校(荒木俊行校長)は5日、泊村内の建設企業・茅沼建設工業(株)主催の体験学習に参加した。3~4年生19人がレンガによるアーチ橋づくりなどを体験。児童は体験を通して、建設業について興味を深めた。
同社は、日ごろ世話になっている地域への恩返しの意味も込めて、平成25年度から泊村や共和町、岩内町内の小学校の児童を対象に体験活動を続けている。9回目となる今回、新たに神恵内小の児童も参加した。
テーマは「体験して学ぶ“ものづくり”の世界について」。当日は泊小から12人、神恵内小から7人の児童が参加。開会に当たり、同社の草薙博昭社長があいさつし、建設業の仕事について考える機会になるよう期待を寄せた。
このあと、二瓶幸雄取締役がレンガのアーチ橋づくりについて説明。職員がデモンストレーションを行ったあと、アーチ橋づくりに挑戦した。
児童は3班に分かれて製作。大小合わせて57個のレンガを木枠の台上に並べ、水分を含んだ砂で目地を埋めたあと、木づちでたたき、ホウキで砂をよけ、木枠を外して径間175㌢㍍のアーチ橋を完成させた。
児童は出来上がった橋の上を歩き、強度を確認。最初は橋に大きな負荷をかけないようにゆっくり渡っていたが、安全だと分かると笑顔で通行し、みんなで乗って記念撮影した。
また、ロータリー除雪車、タイヤショベルの試乗を体験。最後に、道道泊共和線茅沼1号橋新設(上部工)工事を施工する日本高圧・吉本・ドーピー特定共同企業体の担当者が橋の建設について説明した。
泊村教委の髙山誠教育長は「地元に貢献している同社のことを知り、将来の職業選択の一つにしてもらえれば」と期待。神恵内村教委の青塚芳朝教育長は「建設会社のことを体験的に学べる貴重な機会。ものづくりの楽しさを感じてほしい」と話していた。
(学校 2021-10-11付)
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