美唄中央小3年総合学習 シラカバでベンチ製作 地元建設企業協力し作業(学校 2021-10-06付)
初めて使う紙やすりで一生懸命ベンチを研いた
【岩見沢発】美唄市立美唄中央小学校(島恵司校長)は9月中旬、同校で総合的な学習の時間の授業の一環で、シラカバのベンチづくりに取り組んだ。3年生47人は交代しながら紙やすりでベンチを磨いたあと、はけで塗装。児童の一人は「紙やすりは初めて使った。楽しかった」などと話していた。
取組は、美唄固有の歴史や文化を知り、郷土への誇りと愛着をもち、地域資源を活用した地域学・美唄学の充実を図ることが目的。同校3年生は、総合的な学習の時間で「ふるさと美唄」をテーマに、美唄のまちづくりや美唄ゆかりの人に興味をもつための学習を推進しており、花やハスカップを活用したまちづくりについての学習のほか、前庭の花壇整備、苗植え、アスパラについての食育などの取組を進めてきた。
ベンチづくりに関しては、昨年の大雪で倒壊した学校のシンボルツリーがあった前庭を整備し、市民に憩いの場を提供することをねらった。もともと同校ではシラカバの花粉アレルギーがある児童もいるため、風向きによっては換気等で窓を開けることができす、対応に苦慮していた。
そこで8月上旬、市内の建設業者・(株)岸本組の協力で、シラカバの木12本を伐採し環境を整備。切った木を憩いの場に設置するベンチづくりに再利用することとした。
当日は、美唄青年会議所がベンチの土台を作成し、子どもたちは紙やすりでベンチを研磨し、はけで塗装した。
遠藤伊織さんは「(たくさん磨いて)肩が疲れた」、石上明依さんは「紙やすりは初めて使った。楽しかった」と話していた。
(学校 2021-10-06付)
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