道・札幌市　４年度公立校教員採用　１３１３人を登録　倍率３.２倍　東京会場受検２２％

（道・道教委 2021-10-26付）

　道教委は、令和４年度道・札幌市公立学校教員採用者登録状況を発表した。道・札幌市を合わせた登録者数は前年度と比べ６１人減の１３１３人。受検倍率は３・２倍（道２・８倍、札幌市４・４倍）と前年度と同率に。受検区分別では、小学校が１・９倍、高校が６・１倍、中学校が４・１倍と、ほぼ前年度並みとなった。東京会場で受検した登録者は全体の２２％を占めた。

　登録者数は、来年度の児童生徒数の見込みから算出した学級数に基づき、定年退職予定者や再任用の見込み数なども勘案して算定した。

　４年度教員採用候補者選考検査の受検者数は、道・札幌市の小・中・高校、特別支援学校、養護教諭、栄養教諭を合わせて４１７２人。

　登録者数は、道が前年度比４人増の１０３２人、札幌市が６５人減の２８１人。合計で６１人減の１３１３人となった。

　このうち、道外の受検者確保に向けた東京会場の受検者の割合は２２％。道の特別選考による登録者は２９人で、受検区分別にみると障がい者が４人、現職教員が１９人、登録辞退者（過去３年以内の登録採用辞退者）が５人、社会人（教育職員免許状はなく資格や実務経験を有する人）が１人となっている。

　受検倍率は、道が０・２ポイント減の２・８倍、札幌市が０・７ポイント増の４・４倍で、合計３・２倍となった。

　採用段階から地域に根ざした教育を推進する中核となる教員を育成するため、対象地域に限った勤務の希望者を選考する地域枠では、小・中学校区分で計１２人を登録。内訳は、日高が小学校、中学校各３人、宗谷が小学校、中学校各１人、オホーツクが中学校２人、根室が中学校２人。

この記事の他の写真

(道・道教委 2021-10-26付)