留萌開建の植樹会に留萌緑丘小　緑豊かな森づくりへ　　児童が育てた苗木２３０本

（道・道教委 2021-10-27付）

ナナカマドやミズナラなどの苗木を植えた

　【留萌発】留萌市立緑丘小学校（秋葉良之校長）は１９日、留萌ダム下流広場で道開発局留萌開発建設部（＝留萌開建）主催の植樹会に参加した。６年生３０人が参加。ナナカマドやミズナラ、オニグルミなど２３０本の苗木を植樹し、地域の緑豊かな森づくりへの意識を高めた。

　留萌開建は、留萌ダム湖周辺に自然環境を創出・保全するため、地域住民と共同でダム下流の緑化予定地で植樹を実施している。植樹に使用する苗木は周辺に自生する樹木の種を採取し、育成したものを活用。平成１７年度から植樹会を開催しており、今回ですべての区画での植樹が完了する予定。植樹した面積は１・７㌶で苗木は３８２２本となる。

　同校は、総合的な学習の時間の一環として植樹会に参加。児童が４年生のときに種を採取、５年生のときに成長した種を苗木ポットに移植、６年生のときに植樹することで、自然の大切さを学ぶことなどをねらいとした。

　この日、６年生３０人が参加した。

　はじめに、留萌開建留萌開発事務所留萌ダム管理支所の田中忠彦支所長があいさつ。児童のこれまでの取組に感謝の気持ちを述べた上で、「けがのないよう楽しみながら取り組んでほしい」と呼びかけた。

　植樹に関する説明のあと、児童は乾燥や雑草を防ぐためにあらかじめ草刈りや整地が行われた植樹用サークル２３ヵ所で植樹。ナナカマドやミズナラ、オニグルミなどの苗木を一つ一つ丁寧に植えた。

　また、植樹後の自然観察会では、周辺に生息する魚などを観察した。

　児童は「自分たちが取った種がこんなに大きくなるのは驚いた」「大きく育ってほしい」などと感想を述べていた。

(道・道教委 2021-10-27付)