檜山局が広報第１号発行　地域の“魅力”を発信　管内地学協働活動の推進目指し

（道・道教委 2021-10-28付）

　【函館発】檜山教育局は、地学協働活動推進のための広報『ひやまをつなごう』第１号を発行した。地域と学校が連携・協働して行う様々な活動を紹介。奥尻高校（佐野住夫校長）の部活動における取組の様子や、道教委の家庭教育サポート企業の協定を結んだ厚沢部町の（株）高橋建設の地域に密着した取組、乙部町の放課後子供教室「乙部キッズクラブ」を取り上げ、地域の魅力を発信した。

　広報は、地域と学校の連携・協働による様々な取組を檜山管内の学校や町教委、家庭教育サポート企業などの関係機関に情報提供し、管内における地学協働活動の一層の推進を図ることが目的。

　本年度から、年３回程度発行し、地域貢献の取組や読者からの投稿記事の掲載、檜山局からのお知らせ、事業等の告知や募集について掲載する。

　１０月発行の第１号では、①奥尻高校の取組②家庭教育サポート企業の（株）高橋建設③乙部町の放課後子ども教室「乙部キッズクラブ」―を取り上げた。

　奥尻高の取組では、部活動「オクシリイノベーション事業部」（通称ＯＩＤ）の活動を紹介。オリジナル商品を開発し、函館市の商業施設で奥尻マルシェとして出店するなど、活動を通して、他の部活動の活動資金を集めるとともに地域や学校の魅力を道内外に発信してきた。　　

　７月に実施した道教委のフロンティアリーダー養成アカデミーでは、ＯＩＤの生徒を含む９人の生徒が同校の活動や島での生活の魅力について発表。地域の活性化を目指し、地域住民と連携して課題解決に取り組んだ様子を掲載した。

　道教委の家庭教育サポート企業の協定を結んだ高橋建設を紹介。学校支援として、中高生の職場体験を受け入れていることや、厚沢部町とせたな町への寄付活動など、地域の教育力の向上を支援していることを伝えた。

　乙部キッズクラブは、公民館で町内の小学校４～６年生を対象として実施している放課後子供教室。宿題や自主学習などに取り組む時間のほかに、縄文風土器づくりなどの地域の歴史や文化にふれる創作活動、コンピュータープログラミングなどのＩＣＴ教育など、様々な体験的な活動の時間を設定していることを紹介。

　檜山教育局は、投稿記事、道家庭教育サポート企業を募集中。まちづくりに関するニュースやイベントなど、原稿はメールで２００字以内。問い合わせは、教育支援課社会教育指導班・電話０１３９（５２）６５２５。

(道・道教委 2021-10-28付)