道教委　ワクチン啓発動画配信　接種考える際の参考に　道医師会が効果など説明

（道・道教委 2021-10-27付）

　道教委は、児童生徒・保護者向けの動画「正しく知ろう新型コロナワクチンのこと」を制作し、動画共有サイトＹｏｕＴｕｂｅで配信している。道医師会がワクチンの効果や副作用、接種による影響を説明。接種を考える際の参考にするよう呼びかけている。

　動画は、新型コロナワクチンの効果と副作用を正しく理解した上で適切に判断すること、ワクチン接種の有無によって差別やいじめが起きないようにすることなどを、児童生徒・保護者に広く周知するため、道や道医師会と連携して制作したもの。

　道医師会の三戸和昭常任理事が新型コロナウイルス感染症へのワクチンの効果や、ワクチン接種で身体に現れる副反応について説明。発症予防効果は９５％とインフルエンザワクチンと比べて高いことを伝えている。　

　「１０・２０年後の影響が心配」と懸念する保護者の声に対しては、「人の遺伝子に組み込まれるわけでないので安全」と回答。

　ワクチン接種の判断に当たっては、感染症のリスクとワクチンのメリット・デメリットをよく話し合った上で判断するよう周知。接種の強制や接種の有無による差別的な扱いの防止についても理解・協力を呼びかけている。

　道教委義務教育課ＹｏｕＴｕｂｅチャンネルで掲載。今後、道ろうあ連盟による手話通訳を挿入した動画も制作・配信する予定。

(道・道教委 2021-10-27付)