第72回全国学校給食研究協議大会 食の大切さ 再確認 「生きる力」育む食育を推進(道・道教委 2021-10-25付)
全国から約1200人が参加
第72回全国学校給食研究協議大会が21日から2日間、ホテルライフォート札幌を主会場にオンラインで開催された。全国の学校給食関係者約320人が参加。大会主題「“生きる力”をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実」のもと、シンポジウムなどを通じ学校給食の役割や発信の在り方を協議。食の大切さを子どもたちに伝え、自己管理能力を育む学校給食の役割を再確認した。
文部科学省、道教委、札幌市教委、道学校給食研究協議会、全国学校給食連合会、道学校給食会主催。
学校における食育を推進する上で重要な役割を担う学校給食の在り方に関する研究協議を行い、学校給食関係者の資質向上を図ることが目的。北海道を主会場とするのは68年ぶり。
大会主題は「“生きる力”をはぐくむ食育の推進と学校給食の充実」、副主題は「学校給食ではぐくもう 次代を担う子どもたちの心と体」。ホテルライフォート札幌を主会場とし、全国各地の学校給食実施校の管理職、教諭、養護教諭、栄養教諭、学校栄養職員、保護者、食育関係者など約1200人が参加した。
初日の開会式では、文部科学省初等中等教育局の三木忠一健康教育・食育課長、道教委の倉本博史教育長、全国学校給食会連合会の伊藤彰彦会長があいさつ。倉本教育長は、教育活動全体を通じた適切な食育の推進とともに、学校給食を生きた教材として教育的効果を引き出す重要性を示し、「変化の激しい社会を生きるために必要な力を子どもたちに育むため、学校給食の在り方への研究を一層深め、食育の推進と学校給食の充実に大きな発展をもたらしてほしい」と期待した。
続いて文部科学大臣表彰(学校給食関係)を実施。全国の表彰者を代表し、札幌視覚支援学校元栄養教諭の門馬則子さんに表彰状が授与された。
三木健康教育・食育課長が「学校における食育の推進および学校給食の充実」と題して講義したあと、シンポジウムへ。学校給食の役割や期待、発信の在り方について協議した。
2日目は、8分科会で学校給食の管理・食に関する指導について研究協議。全国の小・中学校の校長、教諭、栄養教諭、管理栄養士26人が実践を発表した。
このうち、第1分科会「学校経営に食育を位置付け、栄養教諭を中核に全教職員が連携・協働して取り組む食育推進体制の整備・充実」では、札幌市立厚別北小学校の田川則紀校長が「連携と協働 学校が一丸となって取り組む食育連携体制の整備と実践」と題して発表した。
全体会、分科会、シンポジウムの様子は、関係者限定で11月1日から12月26日にかけて動画でオンライン配信する。
(道・道教委 2021-10-25付)
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