石狩局　第２回組織力強化会議　検証改善サイクル確立　２小・中が学力向上策発表

（道・道教委 2021-11-02付）

　石狩教育局は１０月１９日、学力向上推進事業における第２回組織力強化会議をオンライン開催した。管内小・中学校および義務教育学校の主幹教諭ら約１００人が参加し、マネジメントサイクルの実質化や学力向上に向けた実践発表を踏まえ、今後の取組について話し合った。

　石狩管内学力向上ロードマップに基づく管内の重点的な取組や、各学校における学力向上に向けた取組の推進状況について共通理解を図り、今後の取組を明確にすることで検証改善サイクル確立の促進を図ることを目的としている。

　はじめに、石狩局担当者が全国学力・学習状況調査結果の活用について説明。調査結果の分析による指導改善等の方策について理解を深めることをねらい、実践例などを紹介した。

　続いて、北広島市立東部中学校の寺島裕介教頭、石狩市立緑苑台小学校の了津浩司教諭が実践発表した。

　東部中では、校区内の東部小学校、北の台小学校と共に学校経営グランドデザインを策定。義務教育９年間におけるすべての教育活動を通して資質・能力を育成できるよう、学校教育目標を具現化した。

　また、中学校区３校の教職員によるカリキュラム・マネジメント構築に向けた実践なども深めている。

　緑苑台小では、学習規律・緑苑台スタンダードの策定や学習振り返りシートの分析・共有など、児童の学力向上に向けて工夫を凝らしている。

　教育課程においては、学校独自に各単元終了後の学習総括時間を設定。年間を通した習熟度別少人数指導によって、個別最適な学びを実現している。

　実践発表後、グループに分かれ、各校の取組を共有し、今後に向けて話し合いを深めた。

(道・道教委 2021-11-02付)