パン甲子園　見事グランプリ獲得　真狩高の３年生３人　プレゼンに高評価

（学校 2021-11-05付）

左から横内さん、谷さん、庄子さん

　【小樽発】真狩高校（西村博幸校長）３年生の横内亜美さん、谷友里愛さん、庄子乃杏さんの３人は１０月上旬、オンライン開催となったパン甲子園２０２１ｉｎいわみざわの本選大会で、見事グランプリを獲得した。

　大会は、北海道の高校生を対象とした創作パンコンテストで、道産の小麦粉キタノカオリの魅力を高め、地産地消を促進することが目的。本選大会では、道内各地から一次予選を勝ち抜いた６校の高校生がそれぞれの地域の特産品を生かしたパンづくりに取り組み、３人１組で競い合った。

　真狩高の生徒がつくったのは、もちもちとした食感のパン「空知黄とキタノカオリのチャバッタ」。材料には、羊蹄山に降った雨水が長い年月をかけて湧き出した羊蹄の湧き水や、小麦粉に練りこむ材料として幻のタマネギと呼ばれる空知黄を使用するなど、食材にこだわった。

　大会では、オンラインによる５分間のプレゼンテーションを実施し、３人は、パンづくりには欠かせない水や食材についての思いを発表した。

　講評で、審査員は「プレゼンテーションに工夫がみられ、紙芝居のようでとてもよかった」と評価。見事グランプリに輝いた。

　横内さんは「前年度は準グランプリという悔しい思いをしたので、グランプリに選ばれてとてもうれしい」と話していた。

(学校 2021-11-05付)