帯広市柏小創立１００周年記念式典　子の夢かなえる学校に　鈴木校長 コロナ禍命大切に

（学校 2021-11-05付）

歴代校長、歴代PTA会長らに記念品を贈った

　【帯広発】帯広市立柏小学校（鈴木義秋校長）で１０月中旬、創立百周年記念式典が開かれた。本来、前年度に行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて一年延期。感染リスクを最大限低減する形で式典を挙行。鈴木校長は「本校はこれからも、子どもたちの無限の可能性を信じて、未来へとつながる夢を地域と共にかなえていく学校であるよう努めていきたい」と誓いを新たにした。

　同校は大正１０年に帯広第二尋常小学校として開校。「強く　正しく　明るく　清く」を校訓として歩み続け、これまでに２万人以上の卒業生を輩出。市内はもとより全国各地で活躍している。

　昨年記念式典を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症のため、１年延期。会場の体育館では来賓を５０人までの会同とし、子どもたちは教室からリモートで参加した。

　このほか、身体的距離の確保や手指と機材の消毒、換気の徹底、時間短縮など感染リスクを最大限低減した。

　この日、来賓として帯広市の米沢則寿市長や帯広市議会の有城正憲議長、帯広市教委の池原佳一教育長らが出席した。

　式典では鈴木校長が式辞。新型コロナウイルス感染症の中にあって命を大切さを訴え、「自分も友達も大切にすること」と「地球上のすべての命を大切にすること」の重要性を強調。無限に広がる児童たちの未来をよりよいものにするため、「周りの人も自分自身も大切にする社会をみんなで創る必要がある」と呼びかけた。

　また、「本校はこれからも、子どもたちの無限の可能性を信じて、未来へとつながる夢を地域と共にかなえていく学校であるよう努めていきたい」と誓いを新たにした。

　来賓祝辞のあと、荒木樹創立百周年記念事業協賛会会長と児童代表の神内彪政君（６年）があいさつし、学級ごとのお祝いメッセージと、１００年の歴史をまとめたスライドショーを上映した。

　このあと、歴代校長、歴代ＰＴＡ会長、同窓会役員などに感謝状を贈るなど、１００年の歩みを盛大に祝った。

(学校 2021-11-05付)