災害に備え意識高める　旭川実業高で防災出前講座

（学校 2021-11-05付）

避難所運営を模擬体験した

　【旭川発】旭川実業高校（相馬真吾校長）で１０月２７日、旭川建設業協会二世会の防災出前講座が行われた。機械システム科の１年生２５人が参加。会員による講演や避難所運営ゲーム（ＨＵＧ）の体験を通して、自分事として普段から災害に備える意識の大切さを学んだ。

　旭川建設業協会二世会は、高校生の防災意識向上や建設業への理解促進を目的に、平成２８年度から毎年開催している。

　富良野緑峰高校に続き本年度２回目となる今回は、会員２１人が運営に当たった。

　あいさつに立った相馬校長は、旭川市は河川に囲まれていることから「いつ何が起こってもおかしくない」と水害の危険性を指摘。講座で学んだことを実践するよう求め、「地域や社会に貢献できる価値ある人間を目指して」と呼びかけた。

　続いて、地域貢献委員会の米嶋克将委員が自然災害の発生状況について説明。北海道胆振東部地震における土砂崩れの様子を写真で振り返り、災害時には建設業が復旧のため尽力していることを伝えた。

　このあと、寺島峻介委員の進行でＨＵＧを実施。生徒は、会員の助言を参考に、避難者情報が記されているカードを避難所に見立てた平面図に配置する中で、災害対応の難しさなどを実感した。

(学校 2021-11-05付)