旭工高で業界団体が説明会等　土木の仕事とは何？　旭工で業界団体が説明会等

（学校 2021-11-09付）

公共土木施設の社会的役割について学んだ

　【旭川発】道開発局旭川開発建設部、上川総合振興局旭川建設管理部、旭川市などで構成する「北のけんせつ担い手」育成会議は１０月２７日、旭川工業高校（諸橋宏明校長）で仕事説明会と現場見学会を開いた。土木科１年生約４０人が参加。土木の仕事とは何かを学び、実際に現場に足を運ぶことで、生活を支える建設業の魅力を再発見した。

　北のけんせつ担い手育成会議は、将来の上川地域の建設産業を担う技術者の育成支援として、土木の説明会および現場見学会を開催している。

　午前中の説明会では、各機関・団体の担当者がそれぞれの仕事内容を紹介。午後からは、旭川市内の下水処理センターと平成大橋の現場を訪問した。

　下水処理センターでは、１号汚泥焼却施設建設工事の見学に当たり、多田和弘所長が施設概要を説明。「水は限りある資源なので、その循環を確保する上で汚れた水をきれいにすることが重要」と述べ、施設の必要性を強調した。

　施工業者と監理業者は、土木、建築、機械など複数の工種が連携しながら工事を進める中での苦労ややりがいを紹介。「ものづくりは楽しく魅力ある仕事。ぜひ私たちの仲間になってほしい」と呼びかけた。

(学校 2021-11-09付)