むかわ穂別中で小中高連絡協授業公開　ＩＣＴ活用し授業改善　働き方改革で新保氏講演も

（学校 2021-11-10付）

３０人が参加した

　【室蘭発】むかわ町立穂別中学校（三品秀行校長）で１０月２７日、むかわ町穂別地区小中高連絡協議会ステップアップ事業部主催の授業公開と公開講演会が行われた。３０人が参加。数学や英語などＩＣＴを活用した授業を公開したほか、道開発技術センター地域政策研究所参事、特定非営利活動法人ほっかいどう学推進フォーラム理事長の新保元康氏が「“働き方改革”本質とＩＣＴを活用した授業改善」をテーマに講演。教職員の負担軽減につなげることができるデジタル機器の有効活用を訴えた。

　小中高連携の推進、ＩＣＴを活用した授業、働き改革について考えることを目的に、同事業部が企画。１年数学、２年英語、３年社会で、同校の研究主題「“深い学びを実現させる授業の創造”～主体的・対話的な学びとＩＣＴの活用を通して」に基づいた授業を行った。

　また、講演会で新保氏はＩＣＴの活用において、「最初は時間がかかるが、簡単に使えるようにするだけで働き方改革につながる。難しいことやかっこいいことをする必要はない。」と助言。「大きな都市部よりも地方の小さな町や学校の方が情報共有がしやすく成功するのでは」と話した。

　また、児童生徒１人１台与えられているタブレット端末は「その場で調べものや確認のために使用できる文房具になる」との見解を示した。

(学校 2021-11-10付)