由仁小　見学旅行中止で企画　地元紹介HPを作成　町内各施設で掲載予定情報取材

（学校 2021-11-10付）

まちのしょうかい班はゆめっく館職員に人口などを質問

　【岩見沢発】由仁町立由仁小学校（浦田俊哉校長）３年生は、自分たちの町を紹介するホームページ作成に取り組んでいる。新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった見学旅行を受けて企画したもので、１０月下旬には、班ごとに分かれて町内の図書館と資料館の複合施設「ゆめっく館」、庭園「ゆにガーデン」、役場を訪問。町の名前の由来や人口など、掲載予定の情報を取材した。

　４月、町の小・中学校のＩＣＴ活用に向けた支援などを行う地域おこし協力隊に熊谷卓也さんが着任。ＩＣＴを活用した授業展開の支援や教職員の研修、公務におけるＩＣＴの利活用の推進などを行ってきた。

　熊谷さんは、コロナ禍で８月に予定していた見学旅行が中止となったことから、まちづくりとＩＣＴ教育をマッチングさせたプロジェクトを企画。以前、由仁小３年生が作成した町を紹介するホームページが更新されないままとなっていたことから、新たに作成することとした。

　１２月の完成に向け、１０月下旬にサイト掲載予定の情報を取材。子どもたちは「まちのしょうかい」「れきし」「しぜん」「ぼうさい」「たべる」「あそぶ」「スポーツ」「がっこう」のテーマごとに８班に分かれ、ゆめっく館、ゆにガーデン、役場を訪れた。

　うち、まちのしょうかい、れきしの２班は、ゆめっく館を訪問した。

　まちのしょうかい班は職員に「由仁町の名前の由来は」「男女の人口は」などと質問し、メモをとった。

　れきし班は熊谷さんに「町ができたのは何年か」などと質問したほか、展示されている資料をタブレット端末で撮影して記録した。

　子どもたちは、「いろいろなことを知ることができて楽しかった」「由仁町に住んでいてよかったと思った」などと感想を寄せていた。

　浦田校長は「子どもたちが地元のよさを深掘りし、発信する機会になっており、ありがたい。実際に自分の目で見て地元の人と面と向かって対話することで実感することが大切」と話していた。

(学校 2021-11-10付)