小樽市菁園中３年　職場体験学習　働く意味 理解深め　建設企業等１８事業所で

（学校 2021-11-05付）

阿部建設でドローン操縦を体験する生徒

　【小樽発】小樽市立菁園中学校（宮澤知校長）の３年生は１０月上旬、市内で職場体験学習を実施した。うち、阿部建設（株）での実習には５人の生徒が参加し、旧入船小学校解体工事の現場などを見学。ドローン操縦体験などを通じて、建設業への理解を深めていた。

　職場体験学習は、地元の様々な業種にふれ、職業観について理解を深めるとともに、働く意味を知ってもらうもの。３年生約９０人が、それぞれ希望の職種ごとに市内１８の事業所で学習した。

　阿部建設には、５人の生徒が参加。会社概要や土木工事について説明を受けたあと、様々な工事現場を見学した。

　旧入船小解体工事の現場では、レーザースキャナ等の建設機器について説明を受けたほか、工事の施工手順や方法などを学んだ。また、建設現場で使われるドローンの操縦を体験した。

　阿部建設の担当者は、「中学生に対する職場体験は初の試み。これを機に建設業に対して興味を深めてほしい」と期待を寄せていた。

　生徒たちは「工事現場の足場などにも上ることができ、貴重な体験だった」「ドローンが建設現場で使われているのを初めて知った。実際に操縦できて楽しかった」などと感想を寄せていた。

(学校 2021-11-05付)