留萌市　市民生活の質向上等へ　コンサドーレと協定　地元で夢実現に向け取組

（道・道教委 2021-11-05付）

　【留萌発】留萌市は１０月２８日、サッカーＪ１・北海道コンサドーレ札幌を運営する㈱コンサドーレと、連携と協力に関する包括協定を結んだ。市の活性化と市民生活の質の向上を目指すもの。中西俊司市長は、子どもたちが地元で夢をかなえられるような取組の推進へ意欲を示した。

　協定の内容は、「総合型地域スポーツクラブの運営」「教育にかかる協力」「スポーツ振興と健康増進」などとなっている。

　総合型地域スポーツクラブの運営については、スポーツ指導環境の変化に先んじた現場の整備支援に取り組む。今後、中学校などの土日の部活動において指導体制の整備などを計画している。

　教育にかかる協力では、学校授業への講師や課外活動への指導者派遣を計画している。このほか、定期的なサッカー教室やバドミントン教室、健康増進教室などを開く予定。

　この日、中西市長とコンサドーレの野々村芳和社長、コンサドーレ北海道スポーツクラブの三上大勝代表理事が協定を締結した。

　中西市長は、少子高齢化の中でスポーツや勉強で留萌を離れる子どもが多いことにふれ「何とか地元で夢をかなえてあげたいという思いがあった。明るいまちづくりに力を貸してほしい」と呼びかけた。

　野々村社長は「地域のためにどう活動・活躍できるかがサッカークラブの最も大事な部分。留萌の皆さんと一緒に今までなかったようなものをつくれることを楽しみにしている」と話した。

　三上代表理事は「市民が必要としているものは何か、どのように解決できるか、皆さんと一緒に一つ一つ具現化できれば」などと話していた。

(道・道教委 2021-11-05付)