室工高　創立８０周年記念式典　新時代への飛躍胸に　感染症対策で規模縮小

（道・道教委 2021-11-08付）

約１２０人が８０周年を祝った

　【室蘭発】室蘭工業高校（川村広幸校長）の創立８０周年記念式典が１０月下旬、同校で行われた。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、人数制限など規模を縮小。３年生をはじめ、来賓ら約１２０人が出席。新しい時代に向けて、さらなる飛躍を期待した。

　同校は昭和１６年開校。校訓に「自主協同」を掲げ、産学連携した恵まれた学習の場で中堅技術者を養成し、地元室蘭はもとより北海道・全国の産業界に数多くの人材を輩出している。卒業生は１万９０００人を超える。

　式典で川村校長は、同校の歴史を回顧し「相互尊敬の心をもち、他人のために役立つことを喜びとする人間性の豊かさに、価値を見いだす若者を育てていく」と決意を。

　川田寿之協賛会長は「室蘭で学び、技術を試し、未来を支える若者をこれからも支えていきたい」と決意を新たにした。来賓からは、道教委の川端絵美委員、室蘭市の青山剛市長が祝辞を述べた。

　続いて、記念事業の報告のあと、功労者に対して感謝状、表彰状が贈呈された。

　最後に、生徒会長の相田晃希さん（３年）が「さらなる発展を目指して活力ある高校をつくり上げ、地域の期待や信頼にしっかり応えていくことを責務と考え、決意を新たにする」と宣言した。

(道・道教委 2021-11-08付)