道教委　道立高リースＰＣ整備　６年度　ＰＣ教室ゼロへ　貸付用等は年度内に２千台

（道・道教委 2021-11-08付）

道立高校リースパソコンの整備方針（クリックすると拡大表示されます）

　道教委は、道立高校におけるリースパソコンの整備方針を定めた。ＢＹＯＤ（個人端末の持ち込み）による１人１台端末の環境の実現を見据え、令和６年度から普通科のパソコン教室の端末をゼロベースとすることを検討。児童生徒への貸付または教員が利用する学習用端末については、年度内に各道立高１校につき１１台、計約２０００台を整備する。

　道教委は、昭和６０年から平成６年にかけて道立高校のパソコン教室の端末を生徒２人に１台の割合で整備。１０～１５年に生徒１人１台の整備を行い、現在はリースで順次機器を更新している。

　４年度以降、道立高校でＢＹＯＤによる１人１台端末の学習環境を学年進行で整備することから、学校の実態に即した設備環境を整備する。

　具体的には、５年度までは従来同様、１校４２台の端末配置を基本とし、６年度からゼロベースとすることを検討。端末の削減を進めながら、順次新しいＩＣＴ機器の整備に切り替える。

　専門学科においては、従来の「２間口以下１１セット（４２台）」「３間口以上２セット」から、各学校１セットに変更。ただし、間口などの状況も勘案するとした。端末は普通科・専門学科ともにノートパソコンによる整備を原則とする。

　学習用端末（Chromebook）については、本年度中に各道立高１校につき１１台、計約２０００台を整備する予定。なお、低所得者世帯生徒用の端末についても順次整備を進め、来年２月までに全道立高校で計１万３０００台を整備する見通しとなっている。

(道・道教委 2021-11-08付)