千歳科技大ｅラーニング利用申込　２年度から倍増　５９８校　宗谷・十勝管内は全市町村

（道・道教委 2021-11-10付）

　道教委は、札幌市を除く道内の千歳科学技術大学のｅラーニングシステムの利用申込状況（１０月１４日現在）をまとめた。利用市町村数は１２９市町村で、宗谷・十勝管内では全市町村が利用。活用している小・中学校、義務教育学校数は５９８校となり、令和２年度当初と比べ２倍以上に増加した。

　道教委は平成３０年度、千歳科学技術大と相互の連携協力に関する協定書を締結。場所を問わずに学びの機会を提供できる同大のｅラーニングシステムの活用促進に取り組んでいる。

　学習できる内容は、算数・数学、理科、英語。数学の四則計算や英検準２～５級までの筆記・リスニングに関する問題など様々なコンテンツを用意し、家庭や授業、放課後や長期休業中の補充学習として活用できる。

　システムの利用に費用負担はなく、市町村教委が道教委義務教育課に申請し、市町村教委と学校の管理アカウントを作成。児童生徒のアカウントを発行し、利用できる。

　道教委によると、札幌市を除く道内のシステムの利用申込市町村数は１２９市町村、活用学校数は５９８校。２年度当初の７５市町村２７０校から大きく増加した。

　学校別では、小学校３３７校、中学校で２５７校、義務教育学校４校。アカウント発行数は９万１９９４件だった。

　全小・中学校でシステムを導入している市町村は５６市町村で、十勝が１５市町と最多となっている。

(道・道教委 2021-11-10付)