道内私立校２年度問題行動等調査　いじめ認知３割減　８１８件　不登校１４５人　中学減・高校増

（道・道教委 2021-11-11付）

２年度生徒指導上の諸課題に関する調査・道内私立学校（クリックすると拡大表示されます）

　道は、文部科学省の令和２年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果に関する道内私立学校分をまとめた。いじめの認知件数は８１８件で前年度と比べ３割以上減少。不登校児童生徒数は１９８人で中学校で減少、高校で増加した。

　調査は、暴力行為、いじめ、不登校、自殺などの状況等の児童生徒の問題行動等について、事態をより正確に把握し、問題に対する指導の一層の充実を図ることが目的。

　道内私立学校における調査対象は、小学校３校、中学校１４校、高校全日制５１校、高校通信制６校の計７５校の児童生徒５万２５１４人（特別支援学校１校は、高校全日制に計上）。

　暴力行為の発生件数はすべての校種で減少し、前年度比８２件減の４５件。１０００人当たりの発生件数は１・５件減の０・９件だった。

　いじめの認知件数は４６７件減の８１８件。小学校を除くすべての校種で減少した。１０００人当たりの件数は９・０件減の１５・６件だった。

　対して、不登校児童生徒数は２３人増の計１９８人。中学校で６人減少した一方、高校（全日制）で２８人増加した。１０００人当たりの不登校児童生徒数は０・６人増の５・９人だった。

　中途退学者数は、高校の全日制が９６人増の４０１人、通信制は１３４人減の３８２人となった。

(道・道教委 2021-11-11付)