道Ｐ連、渡島Ｐ連、檜山Ｐ連、函館市Ｐ連　コロナ禍で工夫し活動　北斗で第３ブロック連絡会

（関係団体 2021-11-10付）

約３０人が参加し取組を共有した

　【函館発】道ＰＴＡ連合会（＝道Ｐ連、菊川哲平会長）、渡島ＰＴＡ連合会（＝渡島Ｐ連、佐藤敦宏会長）、檜山ＰＴＡ連合会（檜山Ｐ連＝倉持篤会長）、函館市ＰＴＡ連合会（＝函館市Ｐ連、干山毅会長）は７日、北斗市総合文化センターかなで～るで第３ブロック連絡会を開いた。会員約３０人が参加。各連合会がコロナ禍におけるＰＴＡ事業の取組について実践発表したほか、オンラインやサテライト方式による研究大会の在り方、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）に関する講演などを通し、PTA活動の充実を期した。

　連絡会は、道南地区の第３ブロック内における各地区Ｐ連がコロナ禍の事業の取組について発表し、交流と学びの場とすることが目的。道Ｐ連や関係機関との連携によって、様々な状況下においても子どもたちの健やかな成長を支える意識の向上を目指している。

　開会に当たり、第３ブロック副会長を務める倉持会長があいさつ。「コロナ禍において、一番つらい思いをしているのは子どもたち。大人が子どもたちの夢を支える土台となれるよう、力を合わせていきたい」と呼びかけた。

　菊川会長は「皆さんの意見が集約され、今後の活動に反映されるのを楽しみにしている」と期待した。

　各委員による活動報告のあと、第３ブロック各Ｐ連がコロナ禍でのＰＴＡ事業の取組について実践発表した。

　渡島Ｐ連は、事務局長を務める北斗市立谷川小学校の福井博志校長が説明。１０月に各町がサテライト方式で実施した研究大会について、「母親研修会と研究大会を統合して初めて開催した。コロナ禍でいろいろな研修機会が途絶えてきた中、オンラインによる研究大会の開催で会員の学びを保障できた」と報告。来年度以降は「開催地の移動距離なども含め検討を進めていきたい」とした。

　檜山Ｐ連は「家族の絆を深め、豊かな心をもった子どもたちを育てるＰＴＡ活動」など３点を基本方針に、少子高齢化、グローバル化の進展など社会環境の変化に子どもたちが安心して生活できる環境づくりを中心に活動を推進。事務局長を務める乙部町立乙部小学校の若林則幸教頭は「今回はコロナ禍で研究大会を見送ったが、社会で必要とされるルールやマナーなど不易な内容を大切にした活動を進めてきた」と報告し、管内各町における今後の取組スケジュールを紹介した。

　函館市Ｐ連は、神田克実副会長がコロナ禍で各種事業が中止となったことを踏まえ、オンライン研修や、会報を年２回発行したことを報告。会員アンケートでは肯定的な意見が多く寄せられたことを紹介したほか、９月にオンライン形式で初開催した研究大会について、「ＳＤＧｓに関する魅力的な講演で学びを深めることができた」とし、今月末まで講演内容を動画配信していることを伝えた。

　実践発表を踏まえ、渡島教育局社会教育指導班の南部晃宏社会教育主事が助言。各地区の発表について「オンライン方式の研究大会など様々な工夫がみられた。開会式や閉会式などを省略し、感染対策といった点でも理解が得られる運営方法だったほか、講演に地域人材を活用したり、ＳＤＧｓなど注目度の高い内容を設定したりしていた点がよかった」と評価した。

(関係団体 2021-11-10付)