道フロンティアキッズ成果発表会　身近なことから行動ヘ　ＳＤＧｓの調べ学習を紹介

（道・道教委 2021-11-18付）

学習成果を発表する児童

　道は１４日、札幌市内のＴＫＰ札幌ビジネスセンター赤れんが前で北海道フロンティアキッズ育成事業成果発表会を開いた。小学生を対象に、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）を活用した環境教育プログラムで、道の本年度新規事業。発表に立った６校の児童は、それぞれの地域のよさや問題点に関する調べ学習の成果をＳＤＧｓと関連付けて発表し、身近なことから行動する意識を高めた。

　フロンティアキッズ育成事業は、道の本年度新規事業。「学び」「深め」「共有する」をコンセプトに、児童たちが暮らすまちのよさや問題点に気づき、ＳＤＧｓの活用による環境・経済・社会へのかかわりを学び、地域に貢献する意識と誇りを醸成するもの。

　本年度は、小学５年生を対象に、総合的な学習の時間でＳＤＧｓの目標との関連を踏まえた視点で地域未来図を作成。地域の環境問題を追究・解決する活動を展開している。

　成果発表会には、本年度実施校の秩父別町立秩父別小学校、石狩市立石狩八幡小学校、下川町立下川小学校、蘭越町立蘭越小学校、苫小牧市立勇払小学校、七飯町立大沼岳陽学校の代表児童１２人が参加した。

　児童たちは、校区内でのフィールドワークや調べ学習、市町内での聞き取り調査などの結果をもとに、学習を通して見つけた地域のよさや問題点を、ＳＤＧｓの目標指標と関連付けて紹介した。

　自分たちの住む地域のより良い未来に向けて、「地産地消の推進」「再生可能エネルギーのさらなる活用」「海や川、森林などの自然環境を守る取組の推進」などの考えを示した。持続可能な社会を築くために、「自分たちでもできることがたくさんあることが分かった。身近なことから行動していきたい」などと発表した。

　このあと、各学校が行動宣言。環境に配慮する意識を一層高めるとともに、持続可能な社会の構築に参画する意欲を高めていた。

(道・道教委 2021-11-18付)