児童クラブ冬季休業中の昼食提供　２０ヵ所対象に１２日間　札幌市　１食３５０円程度保護者負担

（札幌市 2021-11-18付）

　札幌市子ども未来局は、市内の児童クラブを対象に冬季休業期間中、昼食の提供を試行する。児童会館で実施している児童クラブ２０ヵ所で、期間は１２月２５日から４年１月１８日までのうち、年末年始、土日祝日を除く平日の１２日間、昼食を提供。１食３５０円程度を保護者が負担する。試行後、保護者アンケートを実施し、来年の夏季休業期間にも計画している昼食提供での改善につなげる。

　児童クラブを利用する世帯に対する長期休業期間中の家事負担軽減を目的としたもの。

　市はことし７月、市内２０ヵ所の児童クラブに通う子どもの保護者に、昼食提供に関するアンケート調査を実施。約７５％の保護者が「費用的負担があっても利用したい」と回答した。

　この結果を受け、アンケートを実施した児童クラブ２０ヵ所を対象に、冬休み期間での昼食提供の試行実施を決定した。

　実施期間は、１２月２５日から４年１月１８日までのうち、土日祝日および１２月２９日から１月３日までを除いた平日の１２日間。

　提供回数は１ヵ所につき３回までで、保護者に１食当たり３５０円の負担を求める。

　事前に配布される申込書には、献立や使用食材、昼食の写真を掲載し、食材アレルギーに対応する。キャンセル料については、受注業者と検討していく。

　試行終了後、保護者への利用アンケートを行い、改善点等をまとめる。

　子ども未来局では、児童クラブにおける昼食提供を来年の夏季休業期間にも計画。今回のアンケート結果や食中毒の対応などを踏まえ、通年での提供を目指す。

(札幌市 2021-11-18付)