根室局　どさんこ☆子ども地区会議　「笑顔」「みんなで」など　楽しい学校へキーワードを

（道・道教委 2021-11-24付）

子どもたちが活発に協議。写真は別海会場

　【釧路発】根室教育局は１６日、管内５市町をオンラインで結び、どさんこ☆子ども地区会議を開いた。児童生徒７０人のほか、教員や教委職員、保護者、地域住民計３４人が参加。いじめ防止に向けた実践発表やグループ協議を通して、取組への意欲を高めた。

　ネットトラブルを含むいじめ防止に向けて協議等を行うことで、児童生徒が他校の取組や考えにふれ、いじめ防止に向け、児童生徒が自主的な活動を推進する絆づくりの教育活動充実に資することがねらい。

　実践発表では、根室高校演劇部による啓発動画「コロナについて考えよう」を視聴したほか、標津町立標津小学校児童会による「みんな笑顔で明るく元気な学校にしよう」の発表を聞き、いじめ防止についての考えを深めた。

　このあと、２つのテーマ「なぜいじめが許されると思う人がいるのか」「いじめは許されないというみんなの意識を高めるためにできることは何か」に沿って、５市町ごとにグループ協議を行った。グループの考えは、クラスや学校内の絆を深めるためのキーワードとしてまとめた。

　協議後、オンラインで各会場をつなぎ「みんなで安心して楽しく学校を過ごすためのキーワード」を管内全体で共有。「笑顔」「みんなで」「言葉と知識」「理解」「意見と勇気」「心の声を我慢しない」などのキーワードが出され、いじめ防止について考えを深めた。

　根室局では、今回参加できなかった児童生徒にも安心して楽しく過ごすための取組を考えてもらえるよう、話し合いの様子や児童生徒が記入したシートをリーフレットにまとめ、ホームページで公開している。

(道・道教委 2021-11-24付)