全国学力・学習状況調査 北海道版結果 管内別 第7回 自己肯定感高める取組を 檜山 教員が子の伴走者に(道・道教委 2021-12-09付)
【分析結果】
▼小学校
▽管内の小学校において、子どもたちが「分かった」「できた」を実感できる授業が行われたことによって、国語の正答率が全国よりも0・6ポイント上回り、算数の正答率が全国とほぼ同等になったと考えられる
▽管内の小学校において、主体的・対話的で深い学びの授業改善を進めたことによって、話し合う活動を通じて、自分の考えを深めたり、広げたりすることができたと肯定的に回答する児童の割合が全国よりも5・8ポイント上回ったと考えられる
▼中学校
▽管内の中学校において、子どもたちが「分かった」「できた」を実感できる授業が行われたことによって、国語の正答率が全国よりも0・8ポイント上回ったと考えられる
▽管内の中学校において、主体的・対話的で深い学びの授業改善を進めたことによって、また話し合う活動を通じて、「自分の考えを深めたり、広げたりすることができた」と肯定的に回答する生徒の割合が全国よりも9・2ポイント上回ったと考えられる
【学力向上の取組における改善点】
▼子どもが自分のよさを認識する
▽自分のよさを実感できていない子どもが依然としていることから、管内すべての子どもが自分のよさを認識し自己肯定感を高め、進学しても「やればできる」という思いをもって学びに向かうことができるように取組を進める必要がある
※第2回組織力強化会議で各学校の取組を共有
▼子どもが自分の可能性を認識する「分かる」「できる」授業づくり
▽現状よりも達成値が小学校算数で4・7ポイント、中学校数学で1・4ポイント低くなったことから、教員が子どもたちの伴走者となり、「分かるまで」「できるようになるまで」共に学ぶ取組を進める必要がある
※「学び合い」プロジェクトを活用した算数・数学の単元を通した授業改善の実施
▼子どもが他者と協働しながら困難を乗り越える授業づくり
▽目標値まで小学校で15・4%、中学校で13・0%になるなど授業改善が進んでいることから、現在の取組を支援するとともに、授業改善に苦慮している学校に対して全力で支援する必要がある
※義務教育指導監と指導主事による学校と一体となった授業改善に向けた支援の実施
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(道・道教委 2021-12-09付)
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