オホーツク局　生活習慣等定着研修会　多角的視点・感動の心を　子のよさ発見で釧路高専教授

（道・道教委 2021-12-07付）

７０人が参加

　【網走発】オホーツク教育局は１１月２７日、大空町立女満別小学校で子どもの望ましい生活習慣・学習習慣定着事業研修会を開いた。オホーツク東部地区ＰＴＡ連合会（佐藤孝洋会長）の子育て研修会と共催で、保護者や教職員など７０人が参加。釧路工業高等専門学校の三島利紀教授が講演し、子どものよさを伸ばすアプローチについて説いた。

　子どもと保護者の意識の向上を図り、子どもの望ましい生活習慣や学習習慣の定着に向けた取組を推進することが目的。

　開会式では、オホーツク東部地区ＰＴＡ連合会の山崎七恵副会長、子育て研修会の上地史隆実行委員長があいさつした。

　また、オホーツク教育局からは村上真琴社会教育指導班主査が道教委や教育局の取組について説明した。

　三島教授は「子どもの可能性は無限！～親の肯定感の高さが子どもを育む」と題して講演。

　コーチングの観点から、子どものよさを伸ばすアプローチについて説明した。声かけのポイントとして、「よく頑張ったね」など相手が主語になる「Ｙｏｕメッセージ」よりも、「正直に話してくれてうれしかった」など、自分が主語になる「Ｉメッセージ」が効果的と伝えた。

　また、「一つの価値観で子どもをみず、多角的にみる」「自ら感動する心を養う」など、子どものよさの発見力を高める１０のポイントを示し、「自分を認めるキャパシティーの広さが、他人を認めるキャパシティーの広さにつながる」と呼びかけた。

(道・道教委 2021-12-07付)