全国学力・学習状況調査 北海道版結果 管内別 第5回 日高 教頭会と連携し改善・充実 言語活動 質の向上を(道・道教委 2021-12-07付)
【分析結果】
▼小学校
▽国語の授業で、「目的に応じて自分の考えとそれを支える理由との関係が分かるように書いたり、表現を工夫して書いたりしている」と回答した児童の割合や、「すべての書く問題で最後まで解答を書こうと努力した」と回答した児童の割合が全国および全道を下回っていることから、日常の授業で児童が考えたことをノートにまとめるなどの言語活動を充実させる必要がある
▽算数の指導として、前年度までに、公式やきまり、計算の仕方などを指導するとき、児童がその理由を理解できるように工夫している学校の割合が全国および全道を下回っていることから、日常の授業で、児童が考えを発表したり、ノートにまとめたりする場面を設定するなど、言語活動を充実させる必要がある
▼中学校
▽国語の指導として、目的に応じて、自分の考えが伝わるように根拠を明確にして書いたり、表現を工夫して書いたりする授業を行っているが、国語の授業では「目的に応じて、自分の考えが伝わるように根拠を明確にして書いたり表現を工夫して書いたりしている」と回答した生徒の割合が全国および全道を下回っていることから、生徒が考えを書く際の目的を明確にするなど、言語活動の質の向上を図る必要がある
▽数学の指導として、前年度までに、観察や操作、実験などの活動を通して、数量や図形などの性質を見いだす活動を行っている学校の割合が全道を下回っていることから、日常の授業で生徒が数学的な見方・考え方を働かせ学びを深めることができるよう、授業改善を推進する必要がある
【学力向上の取組における改善点】
▼児童生徒の学びの文脈に沿った個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図る授業づくりへの指導助言
▽管内の授業力向上地域別研修において、全国学力・学習状況調査結果の各町の学力状況を踏まえた授業改善について指導助言および管内教育課程協議会において、学習指導要領で目指す学びの実現に向けた各学校の教育課程の改善・充実にかかる研修を行う
▼各小・中学校の校内研修において、教頭が教科の見方・考え方をもとにした指導助言を行うことができるよう、教頭会研修部と連携
▽日高地区教頭会と連携し、日高地区教頭会研修会において、管内の学力にかかる現状と課題について協議し、管内の各学校における学力向上にかかる取組の改善・充実および各学校の校内研修のおける教科の見方・考え方をもとにした教頭の指導助言について研修を行う
▼ICTを活用した授業実践にかかる資料をクラウドストレージ上で共有した学校間のネットワークの強化
▽ICTを活用した授業実践にかかる資料作成および学校教育指導訪問等を通じ、ICTを活用した授業実践およびクラウドストレージの活用について周知し、クラウドストレージを活用した学校間のネットワークの強化を図る
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(道・道教委 2021-12-07付)
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