全国学力・学習状況調査　北海道版結果　管内別　第３回　積極的にＩＣＴで実践　後志　全教員が活用できる状態に

（道・道教委 2021-12-03付）

【分析結果】

▼小学校

▽管内の多くの小学校において、ＩＣＴの効果的な活用にかかる研修の機会を設定し、ＩＣＴ機器を活用した実践を積極的に行ったことによって、「学校の中でコンピュータなどのＩＣＴ機器を使うのは勉強の役に立つ」と回答した児童の割合が全国および全道を上回ったと考えられる

▽管内の多くの小学校において、授業の中で目標を児童に示し、授業の最後に学習したことを振り返る活動を計画的に取り入れたことによって、学びが自覚化され、「国語の授業の内容はよく分かる」と回答した児童の割合が全国および全道を上回ったと考えられる

▼中学校

▽管内の多くの中学校において、国語の授業において、目的に応じて、自分の考えが伝わるように根拠を明確にして書いたり表現を工夫して書いたりする学習を行ったことによって、書くことの領域で全国および全道を上回ったと考えられる

▽管内の多くの中学校において、授業研究や事例研究など、実践的な研修を行ったことによって、授業改善が図られ、授業は、自分にあった教え方、教材、学習時間などになっていると回答した生徒の割合が全国および全道を上回ったと考えられる

【学力向上の取組における改善点】

▼カリキュラム・マネジメントの充実

▽組織力強化会議で演習・協議したことをもとに、自校の学力向上ロードマップを活用し、取組の重点化、明確な目標指標の設定、取組内容の具体化を図るとともに、取組期間、中心担当者、共有の方策を意識して確実に検証・改善を行う必要がある

▼授業改善

▽S―P表や質問紙調査の分析結果を反映させた、自校の児童生徒の課題解決を図る授業改善の推進と、成果や課題の検証を行う必要がある

▽校内研修において１人１台端末の活用実践交流等を定期的に行うことによって、全教員が日常的に活用できる状態に高めていく必要がある

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