全国学力・学習状況調査　北海道版結果　管内別　第４回　計画的に振り返り活動　胆振　家庭学習手引で共通理解

（道・道教委 2021-12-06付）

【分析結果】

▼小学校

▽管内の多くの小学校において、授業の中で目標を児童に示し、授業の最後に学習したことを振り返る活動を計画的に取り入れたことによって、算数の授業の内容はよく分かる児童の割合が全道を上回ったと考えられる

▽管内の多くの小学校において、国語科の授業で、目的に応じて文章を読み、感想や考えをもったり自分の考えを広げたりする授業を行ったことによって、国語の授業の内容はよく分かる児童の割合が全国を上回るとともに、「書くこと」の領域で全国および全道の平均正答率を上回ったと考えられる

▽管内の多くの小学校において家庭学習の手引を作成し、保護者と家庭学習の在り方について共通理解を深めたことによって、学校の授業時間以外に、普段、１日１時間以上勉強する児童の割合が全国および全道を上回ったと考えられる

▼中学校

▽管内全体で、数学科の授業改善にかかわる研修会を実施し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に取り組むとともに、管内の多くの中学校において問題の解き方や考え方の過程が分かるように工夫してノートを書く指導を行ったことによって、数学科の授業において、問題の解き方や考え方が分かるようにノートに書いている生徒の割合が全国および全道を上回ったと考えられる

▽管内の多くの中学校において、家庭学習の手引を作成し、保護者と家庭学習の在り方について共通理解を深めたことによって、家で自分で計画を立てて勉強をしている生徒の割合が全国および全道を上回ったと考えられる

【学力向上の取組における改善点】

▼組織的な授業改善の推進、個別最適な学びと協働的な学びの実現

▽第２回組織力強化会議を踏まえた各学校における学力向上の取組にかかるミドルリーダーへの指導助言

▼家庭学習の充実、生活リズムの定着

▽クラウドサービスの活用および独自研修会の実施等による管内全体の事例共有

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