道教委　全道立高校等に端末　１２月以降　順次整備へ　実情応じ校長判断で使用可

（道・道教委 2021-12-09付）

　道教委は、道立高校等における低所得世帯用端末の早期整備へ準備を進めている。一部の管内では年内にも整備を完了する見通し。機種はすべてChrombookで、来年２月までにすべての道立高校等で約１万３０００台を整備する予定。端末について、道教委は低所得世帯に限らず、学校や生徒の実情に応じて校長判断で貸し付けできるとしている。

　道教委は、令和４年度の新高校１年生から学年進行でＢＹＯＤによる１人１台端末の準備を進めている。

　２年度補正予算において、経済的な事情で端末の所有が困難な生徒のために、端末とモバイルルーターの整備費約７億５０００万円を計上。対象は道立高校、中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部で、整備台数は１万３１６９台を予定している。

　各教育局で早期整備に向けた準備を進め、早ければ年内、遅くとも来年２月までに整備を完了する見通し。対象は原則、奨学給付金受給者等だが、低所得世帯に限らず様々な理由で端末を貸し出す必要が生じることが想定されることから、学校・生徒の実情に応じて校長が判断して貸し付けできる。

　整備した端末は、希望する生徒に貸与するほか、校内や校外活動で使用することも可能としている。

(道・道教委 2021-12-09付)